ライブ配信音響の注意点

ライブ配信で音響の役割はとても大切です。ライブ配信の離脱タイミングで最も多いタイミングは音響の「雑音」や「音響が聞きにくい」場合に起こっています。音響がしっかりと調整されているライブ配信は聞きやすくリピーターも付きやすい傾向があります。

このようにライブ配信は映像よりも音響調整がとても重要という事がわかります。今回のブログのテーマはライブ配信の音響機器についての説明となります。ライブ配信のプロが音響設備のノウハウを説明します

ライブ配信をする際にはマイクを用意する必要がありますが、マイクにも様々な種類があります。簡易的なマイクはノートパソコンに内蔵されているマイクやWEBカメラに搭載されているマイクになります。

音声を綺麗に配信する為にはマイクは非常に大切です。マイクの品質や悪いと良い音声でライブ配信をする事ができません。出来るだけ良い音声でライブ配信を行う為にはマイクもしっかりとした機材をそろえる必要があります。

電気屋さんに行ってカラオケで使用するようなマイクを買ってもパソコンとつなぐ事ができない為、ライブ配信で使用する事はできません。

まずは良いマイクとパソコンを繋ぐ為の機材が必要になります

オーディオインターフェイスとは

ライブ配信で外部マイクを接続する場合には「オーディオインターフェイス」という機材を利用します。「オーディオインターフェイス」とは通常のマイクをパソコン専用の信号に変換する変換機のような機材になります。

この「オーディオインターフェイス」を利用する事で高音質のマイクでライブ配信を行う事が出来るようになります。まずはAmazonなどで「オーディオインターフェイス」を購入するようにしましょう

最近ではUSB端子でつながるマイクも多数販売されているので「オーディオインターフェイス」の準備が面倒な場合はUSB端子で接続できるマイクを購入しても良いと思います。USB端子のマイクは音声収録専用マイクよりも性能が落ちますが、ある程度の音質は確保できます。その為、高音質を求めないライブ配信などには便利なアイテムだと感じます。

マイクの種類を学ぶ

「オーディオインターフェイス」の購入が出来たら次はマイクを選びます。ここでマイクの種類についてご説明します。「え?マイクに種類があるの?」と思った方もいるかもしれませんがマイクには大きく2つの種類があります

  • ダイナミックマイク
  • コンデンサーマイク

という2つの種類があります。

ダイナミックマイクは電源不要で利用できるマイクになります。皆さんがカラオケ屋さんなどで見かけるマイクはダイナミックマイクがほとんどだと思います。コンデンサーマイクはあまり馴染みがないと思いますがテレビ局などで「音声さん」がもっているマイクが「コンデンサーマイク」になります。「ガンマイク」などと呼ばれていたりもします。その他にもテレビで落語家や漫才師が使うマイクなどもコンデンサーマイクになります。

コンデンサーマイクはダイナミックマイクとは違って駆動電力が必要になります。その為、マイクの中に電池を入れたり専用機器で電力を供給したりします。ひと手間かかり面倒なコンデンサーマイクですが音質はダイナミックマイクよりも良い音となります。

ライブ配信で使用するマイク

ライブ配信で使用するマイクは基本的には「コンデンサーマイク」を使用します。私達も様々使用してみたのですが、ダイナミックマイクマイクよりもコンデンサーマイクで収録した方がライブ配信に高音質で配信できる事がわかりました。

特にZOOMなどの会議システムを利用してのライブ配信ではコンデンサーマイクの利用は必須条件となります。

ZOOMの「自動音声調整」はOFF

ZOOM等の会議システムには「自動音声調整」という機能がついております。ライブ配信を行う際にはこのような機能は出来るだけOFFにするようにしましょう。

「自動音声調整」とは、人の音声を自動的に感知し「人の声を大きく」「周りの雑音を削除」する機能になります。ZOOMなどの会議システムでは非常に強力な音声調整システムが搭載されています。

ライブ配信をする際にこのようなシステムをOFFに設定しないと声の小さい方の「音声がライブ配信で聞こえない」「途切れる」という現象が起こってしまいます。また、自動音声調整では雑音と判断された周波数を削除する機能もありライブ配信の「音質が悪くなる」という要因ともなりますので要注意です。

ライブ配信音響のまとめ

このようにライブ配信の音響はとても重要になります。映像は多くのYouTubeなどで「綺麗な映像を撮影する為には」というHOW TO 動画が配信されています。しかしライブ配信の音響についてはしっかりとした知識で HOW TO 出来ている方はいないと思われます。音響機器はあまり目立たない部分ですが非常に重要なポイントとなります。

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